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Fukushimaと銀座のママ

久しぶりの更新、なんだかちょっぴり緊張してます。

久々の更新がこんな時というのもなんなんですが

私にとって大事なことなので書くことにします。



東北関東大震災が故郷を襲いました。

幸い、私が生まれ育った福島県二本松市は被害が少なかった模様。

実家も家族も友人も今のところ皆無事です。

でも、被害が大きい町に住む知人の安否は不明です。

人探しサイトに登録したけど、今のところまだ何のリアクションもない。

ただただ無事で居て欲しい、そう願うことしかできません。

そして来年のお正月は例年通り

その方からの素敵な年賀状が届く事を祈っています。



東北各地では沢山の方が亡くなってしまいました。

大勢の人が家族や友人、家を失くしました。

「心よりお見舞い申し上げます」

こういう決まったセリフ、私は言いたくない。

うまく言えないけど、そういうんじゃない。

でも他に言葉が見つからない・・・。

もどかしい・・・そして悲しい・・・。



私は今、東京に居るので

離れているが故、何もできなくて本当に辛いです・・・。

大好きな福島が・・・。





色んな国を旅してきて各地の人に出身地を訊かれた際には

I'm from Fukushimaと答えてきました。

大抵「Fukushima?知らないなぁ」と言われてきたけれど

今後同じ質問をされて同じ様に答えたら

「あ~、あの原発事故のFukushimaか」と言われてしまうんだろうか?

「勇敢な人達が守り抜いたFukushimaとかになるといいな。


そうなって欲しい、本当に。

お願い、お願いします。




今日も大勢の人が原発で戦ってくれています。

本当に頭があがりません。

そんな中、私は地元に残る家族や友達の事ばかり心配してごめんなさい。

謝っても仕方ないか。

「ごめんなさい」じゃなくて、その1000倍「ありがとう」。





心配して地元の家族や友達に電話をすると

私ばかりがシリアスになっているのに気付かされます。

みんな今の状況を「あっはは~」と笑い飛ばしてます。

本当は辛いのに、怖いのに、笑って吹っ飛ばしてます。



だめじゃん、私。

何が笑ってごまかせ!ブログだよ。



笑えない現状の中、何故か被災地から元気をもらう日々。

なにしてんだ、私。




そんな毎日を送っていたら、思わぬ訃報が飛び込みました。

右も左もわからない私を一から育ててくれた銀座のママが亡くなりました。

そして今日、ママにお別れをしてきました。

久々に従業員が一同に会してママの思い出話をして笑ってきました。

「ママってこうだったよね~」とか笑っていたら急に地震が・・・。



ママが怒ったか!?



なんて笑いながら。




ママ、本当にお疲れ様でした。

色々とお世話になりました。

でも、たまにママのお世話もしました。

でも、でも、その1000倍お世話になりました。

本当にありがとうございました。

ゆっくり休んでください。






と、言うわけで?これを期に前々から変えよう変えようと思っていた

「銀座のホステスが~」という下りを、いい加減変えようと思います。



代案はもうちょっと考えるとしよう。

それまでもうしばし、放置(笑)




笑ってごまかせ!はどうしよっかな。

ごまかせ!っていうのもな、ずっと引っかかってたんだけど・・・

これまた考えよう。




こうやって私の先送りは続くのでした。(てへっ笑)





最後に・・・

福島のみんな、東北のみんな、気張っていこうぜ!!




そして、私、もっと頑張れよ!!(笑)

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
笑ってごまかしてる場合じゃないんだから!!
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セグウェイな毎日@東京

ブログに書くべきネタばかりが溜まっています。

わかっちゃいるけど、書ききれない・・・。




いや、それは言い訳だ!!!!!



負けるな、私。


頑張れ、私。





早くブログ上でも日本に辿り着かねば・・・
(未だ私がアフリカ大陸に居るとお思いの方もいらっしゃるようなので)







ところで、日本に来て約3ヶ月。


はやっ・・・


もう3ヶ月も経つのか・・・


今、改めて数えてゾッとした・・・






再出発するにあたり

どうせ日本に戻ってきたなら

社会的リハビリも兼ねて

久々にちょっと働くのもいいなーと思っていた矢先に

知人から素敵なお仕事を恵んで頂きました。




どんなお仕事かというと・・・



セグウェイのインストラクター

セグウェイ




メキシコで警察官が乗っていたのは見ましたが

自分が乗るのは初めて。

でも、しっかり講習を受け、無事インストラクターに認定して頂きました!



そんなわけで、只今、東京に潜伏し

毎日セグウェイに乗ったり

乗りに来て下さった方にレクチャーしたり

その脇でカワイイ雑貨や文具などの販売のお手伝いをさせて頂いております。




皆様、是非ともこのセグウェイ、乗りに来て下さい!!

これ、ものすっごく面白いです。

ホント。


乗った人しかわからない、この楽しさ。

今乗らないと、損ですぞ!!!


詳細はコチラ→Segway Trial Tokyo

サッカー元スーダン代表に捨てられた夜

一つ前のエントリーで書いた

スーダン入国後に必ずやらなくてはいけない

レジストレーションという重要な手続きを終え

市街地にある宿へ戻ろうと、乗り合いバスを待ちました。





乗り合いバスって言っても、他国同様ハイエースです。





交通量は結構あるのに

意外とバスが通らない・・・。



来た!!!

と思って手を挙げても止まってもらえず。

通り過ぎ様に見ると満員だったり。

ガラガラのも通るのに、何故か止まってもらえなかったり。







「もういいや、割高だけど三輪タクシー捕まえよーっと」


と思ってもなかなか来ない・・・。






うー

暑いー

背中や腰の関節が痛いようなダルいだけのような・・・

早く宿に帰ってダラダラ休憩したいー

(この時点で結構身体の異変があったにも関わらず気のせいにしてました)





あっ!三輪タクシー来た!!!



と、思ってもお客を乗せているものばかり。





おっ!やっと空のがきた!!!


と、思っても乗車拒否されたり・・・。

(後で知ったのですが、どうやら三輪タクシーで行ける範囲は決まっているようで???

おそらく同一エリアしか乗ることができないものと思われます。

私が向かおうとしていた市街地は結構遠いので断られたのかもしれません)





あー。

もう。



こうなったらヒッチハイクか!?

親指を道路に突き出すか!?




と、思っていたら、なんと車の方から勝手に止まってくれました。

しかもその車体には青地に☆の円のユーロマーク付き!!!

こりゃぁ信用度高いぜ!!!




止まってくえれた、その車に近づくと

窓ガラスが開きました。



「どうしたんだい?」

顔を覗かせたのはヨーロピアンではなく、明らかに現地人。



「街中に戻りたいんだけど、車が捕まらなくて・・・」

そういうと、

「乗りなよ!君が良ければね」

と、ありがたーいお言葉と同時にドアが開きました。




「君が良ければね」なんていうこちら側の気遣いまでできるなんて

さすがユーロ絡みの仕事をしてるだけある!?




ここはお言葉に甘えよう、とその車に乗り込みました。



私は旅行者で、レジストレーションをしに来たこと

一人で世界を回っていること

日本人だということ

などなど、一通り自分の説明をしてお礼を言いました。



彼はイタリア政府と仕事をしているらしく

今、そのオフィスに戻るところだと言う。

「今、このまま街まで送っていくことはできないから

オフィスでお茶でも飲んで、インターネットでもしていって。

やる事が片付いたら君を街まで送ろう」

とのありがたーいお言葉!!!

お茶とネットまで付いてきた!!!



彼が勤めるオフィスは通りの裏側にあるビルの2階にあり

外からチャイムを鳴らすとメイドさんが出てきました。

中には現地人の同僚が3人ほど。



「さっき道でこの子を拾ってさ」

みたいな感じで紹介され、

(アラビア語の会話だったので意味はわかりませんが多分そんな感じ)

一通り挨拶し、メイドさんが入れてくれたお茶を頂く。



インターネットもできるから、こっちへおいで!

と誰かのデスクに案内されました。

会社のパソコンを他人に、しかもついさっき知り合ったばかりの外国人にいじらせるなんて

「いいのかなぁ?」なんて思いつつメールチェックだけさせてもらいました(笑)




彼の仕事もわりとすぐに一段落したようで

一緒にお茶を頂いて、出発。





宿へ向かっている車内で、彼は自分の結婚写真を見せてくれました。

そこにはとっても綺麗な奥さんの姿が。

幸せ自慢か?嫁自慢か?



でも、そんな自慢してくるくないなら夫婦円満で

私に対して間違いを起こそうという気はなさそうだな。



という、なんとも身勝手な発想をしている私に



「是非私の家族を紹介したい。これから行かないかい?」

と誘ってくれました。




もちろん行く!行く!



更に彼は

「なにも、わざわざお金を費やして宿に泊まっている必要はないよ。

わたしの所のゲストハウスを使えばいい!」

という、何ともありがた~い提案までしてくれました!!!

そのゲストハウスとは、さっきお邪魔したオフィスのことらしく

宿泊者用の部屋が3つあるとのこと。

普段はスタッフが住んでいる寮のようですが

しばらく留守にしているから

そこに好きなだけ泊まっていくといいよ!と。


なんてラッキー!!!



宿泊費が浮くというより

劣悪な環境にある安宿(と言っても、内容に対して安くない)から

快適で清潔な部屋へグレードアップできることが嬉しい。

それがタダともなれば

それは、それは・・・


イスラム教徒って素敵ということですね(笑)





彼の運転する車は私が滞在していた宿の前に到着。

「すぐ荷物まとめてチェックアウトしてくるから待ってて!」

と言って、無事チェックアウトを済ませ車に戻りました。




「おまたせ~」

と、助手席に座ると、彼が意外な写真を出してきました。

そこにはサッカーのユニフォーム姿の彼が写っていました。



「僕はサッカー元スーダン代表なんだ」




えええええ!!!!!

まじっすか!?



「98年のアラブ大会ではベストDF賞をもらったよ」



なぬぬぬぬ!!!!!

その凄さがよくわからないけど、どうやら、多分、凄い人らしい。



「その賞をもらった時はお金いっぱいもらえたの?」

ちょっとやらしい質問をしてみました。

「そりゃぁ、ものすごい金額の報酬が出たよ(ニヤリ)」

やっぱ、この人、凄いらしい・・・。




「日本の有名なプレーヤーとも一緒にプレイしたことがある。

誰だっけ、名前が出てこない・・・ほら、あの人・・・ブラジルから来た・・・」



「セルジオ越後?」

「そう!そう!彼とはイベントで一緒にボールを蹴ったことがあるよ」


ますますよくわからない凄さだ。



自宅ではサッカーチャンネルを契約していて

日本の試合も観る事ができるっていうんだから、やっぱり凄い。

「横浜マリノスが好き」って言っててビックリした・・・。



彼の自宅に到着すると

事前に連絡を受けていた奥さんが出迎えてくれました。

さっき見せてもらった写真の、美しい奥さん。

いいんだろうか・・・

旦那に道端で拾われた日本人の変な女がこんな所に来てしまって・・・。

私は彼の愛人でもないし

事前にこういう客を連れていくという連絡を入れてくれていたのに

なんだか鉢合わせになった気分。

なんだろう、この変な感じ。




彼の家には家族が沢山いました。

いや、彼の家というか、多分奥さんの実家なんだろうな。

奥さんのお母さん、兄弟、兄弟の子供、そして彼らの子供。

もしや彼の愛人かもしれない私をみんな歓迎してくれてました。

(多分そんな風には全く見えなかっただろうけど・・・汗)



案内されたリビング兼寝室みたいな部屋にはベットが4つ

屋外にもベットが3つくらい並んでいました。

大人数で仲良く生活してるんだなっていうのが感じられます。


スーダンはあまりにも暑いので外にベットを置いて寝るそうです。

もちろん屋根はありません。

普段から星空を見ながら寝ているなんて、ある意味贅沢。




「どうぞ、召し上がれ」とお菓子と飲み物が出てきました。

凄いお盆だよ!

金持ちの香りがする(笑)

スーダン代表奥さんお手製のお菓子2

これらのお菓子、奥さんの手作りお菓子だそうな。

ラマダン明けに食べる為に、各家庭で作られるお菓子なんだって。

母から娘に受け継がれるそのお味は・・・

デパ地下で売ってる高級菓子みたいで美味しかった!!

(パウダーシュガーがかかってるとそれだけで高級感あるからか?笑)



こちらはアラビックコーヒー。

アラビックコーヒー

その場で豆を炒るところからスタート。

出てくるまでにかなり時間がかかってたけど

香り高くて、香ばしくて、今まで飲んだ事のない味でした。

これまた器がお洒落でしょ?




その後、彼のお母さんのお家へお邪魔することになりました。

奥さんや、奥さんの家族とはここでバイバイ。



「じゃ、ちょっと行って来るよ」

「気をつけてね、あなた。(子供に)ほらパパにキッスは?」



みたいなやり取りを目の前で見せ付けられて

これは私は本妻よという余裕アピールか?

などど、愛人でもないし、愛人願望もない私が

何故かよくわからないけど僻んでみたり・・・。

でも、もしかしたら彼女も第二、第三夫人ていう可能性も無きにしもあらず?

なーんていう想像をしてみたり(笑)

なんて勝手なんだ、私は。



彼のお母さんのお家というのは、マンションの様な建物の3階で

それはそれは近代的な雰囲気の

余裕のある生活をしているお家でした。

それもこれも、多分、彼がサッカー選手時代にガッポリ稼いだお陰かと思われます。

そこに居たのはお母さん、お姉さん、弟、姪っ子、甥っ子。

ちょうど昼食の時間だったので、一緒にご馳走になることに。

スーダン代表の実家にてご馳走を頂く

全体的に味濃い目でしたが、やっぱ家庭料理はいいね!

「もっと食べて!遠慮しないで!」と勧められてありがたいのですが

なんだか食欲が湧かず、「もうお腹いっぱい、ありがとう」と言うと

「ほんのちょっとしか食べてないじゃない!これ嫌い?」となるので

「とっても美味しいんですが、私の胃はちっちゃくって・・・」

とぽっちゃりしている私が発するにはあまりに説得力のない言葉・・・。



実はこの時、すでに熱っぽく、食欲も全然無かったのです。

背中から腰にかけての節々も痛いし

頭はポーッとするしで、正直椅子に腰掛けているだけでも辛い・・・。

心の中では一刻も早く彼のオフィスにあるゲストハウスへ行って横になりたい

と思いながら、せっかくのおもてなしだしと思って耐えていたのでした。


すると、そこへ彼のもう一人のお姉さんが登場。

カタールのホテルで働いているとかいう彼女。

たまたま久しぶりに帰ってきたそうです。

この人が、とんでもないテンションでぶっ飛んでます。

甲高い声で「トモコ~!一緒に昼寝しましょ~!」と誘ってくれたので

ラッキー!とばかりに彼女の部屋のベットに横になり、ちょっと休憩。

彼は、まったく姉は・・・そろそろ出発しようと思ってたのに・・・という態度。

私も横になりたいけど彼の様子を見て、10分くらい横になると

「そろそろ行く?」と声を掛けました。

「そうだね、そろそろ行こうか」となると

またまた甲高い声のお姉さんは

「何で~?どこへ行くの~?泊まってって~!もっとトモコと話がしたいわ~」

というので、「また来ま~す」と言って彼の実家を後にしたのでした。




車に乗り込み、オフィスへ向かう車の中で私はついに告白しました。



実は、具合が悪いと。



熱っぽいんだよね・・・マラリアだったりして!?という私に

どれ?と言って喉元に手を当て私の体温を確認する彼。

「マラリアって事はないよ。マラリアはこんな風にしていられないくらい辛いから。

多分ちょっと疲れたんだろう。今夜はゆっくり休むといいよ」と。



オフィスへ到着し、荷物も部屋に入れ、共有スペースで一服。

一刻も早く横になりたい・・・。

二人っきりのこの空間。

間違いが起こりえないとも限らない。

私はそれどころじゃないんだ。早く部屋に入って休みたいよぅ・・・うぅ・・・。




でも、そうはいかない理由があったのです。

彼の家へ向かう車内で

「スーダン人て実はお酒のんでたりってことはないの?」

という質問をしていたのです。

イスラム国家のこの国。

禁酒は当たり前なのですが、そうは言っても陰で飲んでるんじゃない?と。

その答えは


「昔は合法で飲める場所があったんだ。それが今は法律が変わってしまってね」


意外や意外。

合法かい!!!

私の英語の解釈が間違っていなければの話ですが(笑)



現在は法律が変わり全く飲む事ができなくなってしまったそうです。

でも、やっぱり闇のルートは存在するらしく

「特別に今夜用意しよう」と言ってくれていたのでした。



だから、彼の友達が持ってくるとかいうお酒を待つ雰囲気に・・・。



でも、一向に来る気配がない。

というか、本当に来るかどうかも怪しい。



だめだ・・・、もう限界・・・




本当に申し訳ないんだけど、私、具合悪いから先に寝てもいい?



彼からは

君の為にお酒を頼んだのに・・・残念だ・・・

とか、色々言われましたが

ここでその幻のお酒に出会えたとしても、とても飲めない・・・。



本当に、ごめん!



そう言って、私はあてがわれた部屋に入りました。

まさかのクーラー、バス・トイレ付きのその部屋。

暑くて汚くて、ハエが飛びまくっている安宿とはわけが違う!!

ここなら、今夜ゆっくり休めば明日には元気になれるかも!!



クーラーを点け、ジーンズを脱ぎ、シャワーはやめといて歯磨きだけし、

持ち合わせていた冷えぴたをおでこに貼り

最後に万全を期して鍵を内側から掛けようと思ったら鍵がない・・・ので

室内にあった椅子をドアの前に置いて

外側から入ってこれないようにしました。



よし、寝よう。




熱い・・・

身体が・・・火照ってる・・・




寝よう・・・

寝よう・・・




だめだ・・・やっぱり熱い・・・





そんな葛藤を繰り返していると部屋のドアをノックする音がしました。



椅子をどけて出ると

「申し訳ない、急遽イタリアからのスタッフが来ると連絡が入った。

もうすぐその人が乗った飛行機が到着する。

今日はもう遅いから、その人は今晩ここへ泊まって

明日、遠方へ仕事に行くのだが

その人に君がここにいることがバレたらマズイ。

明日からはここへ泊まってもらって構わないから

今晩だけはホテルに泊まってくれないか?」



ぎょ ぎょ ぎょ・・・



「オ、オッケイ・・・」


「じゃぁ、15分で荷物をまとめて。

空港に迎えに行かなきゃならないから

その足で君をホテルまで送っていくよ」




せっかくありついた清潔で快適な宿・・・。

でも、明日には戻ってこられるんだ。

今晩だけの我慢だ!




広げた荷物を再度バックパックに詰め込んで出発。

「同じ宿に戻ればいいかい?」

「う、うん・・・」

あの劣悪な部屋に戻るのか・・・。

仕方ないや、そこしか知らないし・・・。



おでこに冷えぴたを貼って

よくわからない男と戻ってきた私を宿のスタッフは

「???」という顔で迎えてくれました(汗)

今思うと、私を連れてきたのは元サッカー選手。

首都カルツームを拠点とするチーム、2つのうちの

より大きくて人気のある方に所属していたらしく

一応ちょっとした有名人だから街で声を掛けられることもあると言っていたので

「何で日本人の女がこの人と?」

という感じだったのかもしれませんが・・・。




「明日の朝11時には迎えにくるから」

そう言い残して彼は去って行きました。




私はハエが飛び回る暑い部屋で一晩過ごし

翌朝、重たい身体を起こして荷物をまとめチェックアウトし

宿のロビーで彼を待ちました。




10分経過・・・もっと余裕で準備でもよかったかな


30分経過・・・ちょっと遅刻かね?


1時間経過・・・イタリア人を空港に送ってって渋滞にでもはまったか?


2時間経過・・・急遽仕事の都合でオフィスに戻ってたりするのかなぁ?


3時間経過・・・携帯番号を聞いておかなかった事をひたすら後悔



この間、私はどんどん体調が悪くなり

荷物に突っ伏し、うなだれている私を見て

宿のスタッフや現地人の宿泊客が

「大丈夫か?病院に行いくべきだぞ」と、言うものの

「友達が私を迎えにくるから待ってなきゃならないの」

と、あくまでも彼が迎えに来ると信じて待つ私。



4時間経過・・・「大丈夫か?」と現地人の客がジュースをくれた


5時間経過・・・「病院に行くか?」と声を掛けられるも拒否


6時間経過・・・寝よう、ここで寝てしまえ・・・


7時間経過・・・だめだ、寝るにねられない・・・


8時間経過・・・ロビーのテレビでまさかのJリーグ放送が始まった
         (川崎フロンターレvsどこだったか忘れた)


9時間経過・・・チャンネルが変わった


10時間経過・・・諦めて再度チェックイン(泣)




翌日も望みを捨てず、ロビーで待ってみましたが

彼が迎えにくることはありませんでした・・・。

あの快適な部屋に戻りたいという願いも叶わず

劣悪な環境のこの宿で私の体調はどんどん悪化していくのでした・・・。



つづく・・・

スーダンビザ情報の補足

スーダンにはちょっと変わったルールがあり

入国して休日を除く3日以内に

レジストレーションという外国人登録をしなければなりません。

これを怠ると・・・

どうなるかわかりませんが

ムスリムの世界で決まりごとを守らないと

怖い目に遭いそうなので、私も申請しに行きました。




私のスーダンの旅はケニアでゲットしたロンリープラネットのコピーだけが頼り。

その情報によると、レジストレーションオフィスは

泊まっていた宿から歩いていける距離なので

面倒な事はさっさと済ませようと、そこへ向かいました。



地図を元に辿り着いたのはお役所機関が集まっている地域なので

そこら中に警備の警察がいっぱい。



「レジストレーションしに来たんだけど」と言うと


「あの建物だ」と言うので、そこへ入ると

そこの人は「ここじゃない、あっちだ」と。

なーんか嫌な予感・・・。


その「あっち」の建物に入ると

「ここには無い。場所が変わったんだ。

俺が運転手に場所を説明してやるからタクシーに乗って行け」

と言うのですが、本当かなぁ・・・。




そうこうしていると、英語が通じる女性警官が出てきて

事情を理解してくれ、

新しく移った場所の住所を教えてくれました。

「本当に移転したのよ。これを運転手に見せれば辿りつけるから」と。



私は一度宿へ戻り、宿屋のオヤジに

そこまでのバスでの行き方を教えてもらい

いざ出発。




辿り着いたのはこんなところ。

本当に移転してたみたいです。

カルツームレジストレーションオフィス

盗撮です(汗)

スーダンは公共施設などの撮影は禁じられています。

その辺に居る警官に見つかると本気で止めてくるので怖いです。




レジストレーションにはお金がかかります。

いくらだったっけ?(笑)

この時既に具合が悪く、メモを取る元気もなかった模様。

記録が残っておりません・・・。

US$50相当分くらい?もっと?取られた気が・・・。

とにかく高い。




手続きにはパスポートのコピーが必要です。

窓口でコピー可です。

もちろん小銭はかかるけど。

スーダンビザ

私が取得した2010年9月7日時点の情報です。
変動する可能性もありますので
参考にされる方は、ご自身でご確認願います。





ウガンダのカンパラにあるスーダン大使館にて取得。



シングルエントリーで

55000ウガンダシリング(約US$25)


支払いはウガンダシリングのみでした。

スーダンビザ





当初、ケニアのナイロビかエチオピアのアディスアベバで取得の予定でしたが

情報収集していると、ケニアでもエチオピアでも

取得が困難になっているとの書き込みが多数見受けられた為

急遽、ウガンダでの取得を試みました。




情報筋によれば、スーダンビザ申請時には

日本大使館からのレター(推薦状のような物)が必要ということで

まずは日本大使館へ。



人生初めての日本大使館。

他の国の大使館や領事館には沢山行ったけど

自分の国の大使館って何か不思議な感覚・・・。

ホームのようで、ホームでない。

心のよりどころの様だけど、緊張感漂いまくり・・・。




入り口で受付を済ませ、建物の中に入ると

領事が出てきて「どういったレターでしょうか?」と尋ねられました。




「スーダンに行きたいので、ビザ申請の為のレターを発給して頂けませんか?」





すると・・・



「レターというものは、ビジネスや慈善活動等で行かれる方に発給するもので

旅行者には出す事ができません。そういう決まりなので」


とのこと。





ガーン・・・。






ここでスーダンへの道は途切れたか・・・?





女一人でスーダンビザ取得の為とか言って訪れた私を

領事さんはとても気に掛けてくれ

大使館らしいアドバイスや注意を促しながらも




「私も若い頃は結構あちこち行ってたんですが

もう、そういうわけにはいかないので・・・羨ましいです」




なーんて言われたり(汗)

出会った場所が大使館でなければ

もっと色んな話を聞く事ができそうな

そんな面白いネタを持っていそうな方でした。





とはいえ、いずれにせよレターは出ません。

丁寧にお礼をし、日本大使館をあとにしました。





仕方が無い、宿に戻るか・・・





な~んて、なるはずがなく

私はその足でスーダン大使館へ。

こうなったらダメもとだぁい!!!






日本大使館からそう遠くない場所にそれはありました。

狭い入り口には機関銃を肩に掛けたガードマン。

「ハロー、ビザの申請に来たよー」

と言うと、ノートに名前・パスポート番号など書かされ荷物チェック。



爆弾は持っていないか?



と、ニヤッとするガードマン。

冗談も言えるのね(笑)





さて、中に入りカウンターで「ビザを申請したい」と言うと

無愛想なオヤジがぶっきらぼうに申請用紙をくれました。

血液型とか、母親の名前とか、宗教とか

今まで記入してきた国々では見受けられなかった項目もあったけど

まぁ、特に問題なし。




写真を添えてオヤジに提出すると

またぶっきらぼうに「マンデー!」とだけ言って受け取ってくれました。




え?これだけ?

あっさり受理?





私が申請したのは木曜日。

翌々営業日に受け渡しってことみたいです。




ちなみに私はこの時、オヤジにビザ代金の確認はしたものの

請求されなかったので後払いか?と思い

のこのこと月曜日に出かけたら

「お前金払ったか?」と訊かれ

「まだ。今払うよ」と言うと、お金だけ受け取り

「受け渡しは今日はもうだめだ。明日出直せ」と言われ

粘りに粘ってみたものの

「スーダンのルールだ。ノーと言ったらノーだ」とのこと。




それで、結局翌日出直すはめに・・・。

でも、このぶっきらぼうオヤジ、

翌日私にパスポートを渡す際に

「待たせて悪かったな」と一言。




オヤジ~!!!

結構イイ奴じゃん!!!

なに、ぶっきらぼうなのは照れ隠しか何か!?




と、まぁ、こんな感じで無事スーダンビザ取得に至りました。





ちなみに、エジプトでスーダンビザを取得し

南下してきた人の話によると

エジプトでは日本大使館からのレターが必要(簡単に出してくれるらしい)で

ビザ代は4倍のUS$100だそうです。
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プロフィール

Ouchi Tomoko

Author:Ouchi Tomoko
&brcurrent銀座でホステスを始めて4年ちょっと。その間、色々やってました。
そろそろ色んな事から卒業して旅に出ようと思います。

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